【旧刊】WordPressテーマ制作のみを取り扱った別冊電子書籍がAmazon Unlimitedでお楽しみ頂けます!!
Amazon Unlimited内で 田中勇輔 で検索してください。

☓ 閉じる

18Jan2012

商品写真加工・補正のケーススタディ 食器・お皿編

今回きれいにする商品写真は【陶器のお皿】です。

表面がピカピカのお皿を撮影する際は「映り込み」や「光源の反射」など課題が多く、雑貨屋の商品撮影の中でも相当高難度の部類に入ります。

撮影時の問題は別の機会に取り上げる事にして、今回は撮影後の加工・補正についてです!

1. 加工・補正のポイント

今回の元画像はこちら!
商品写真 加工・補正のケーススタディ 元画像

「・・・撮り直したら?」というツッコミは無しにして(笑)、今回はこの写真をキレイにします!

1.作業内容と補足

・切り抜き用として白背景で撮影したので切り抜きます。
・白陶器の純白感が出るように明るさ・色合いを調整します。

補足: Photoshop CS5で作業をしています。

2.作業の順番

1,切り抜き
2,明るさ補正
3,色補正
4,リサイズ
5,シャープネス補正

2. まずは切り抜き

原則として、トリミング(余白の削除)・切り抜きは最初に行いましょう!

photoshopで商品の切り抜きをする方法はいくつもありますが、
今回は「境界線が同化している反面、形が単純」という点を考慮して、シンプルな「クリッピングパス」を使用する方法で切り抜きます。

↓こちらの記事では塗り絵感覚で切り抜く方法をご紹介しています
[photoshop]商品写真の切り抜き加工のやり方 クイックマスク編 (ペンタブレット推奨)

2.1. パスを作成

photoshopを起動したら、ペンツールを選択します。

商品写真の切り抜き ペンツール

以下のようにお皿を輪郭の少し内側を沿うようにパスを作成します。

少し内側に沿ってパスを作成 商品写真の切り抜き

パスの扱いについてはここでは割愛しますが、僕にとってパスはかなり苦手分野なので勉強を兼ねて近々記事にしたいと思います^^;
一応参考までに、今回は上の画像のようにアンカー3点で作成しました。

2.2. 選択範囲を切抜き

パスウィンドウを開き、作成したパスを選択範囲として読み込みます。

アイコン部分をCtrl+クリックするか、下メニューのボタンをクリックします。

パスを選択範囲として読み込む 商品写真の切り抜き加工

次に、メニュー – レイヤー – 新規 – 選択範囲をコピーしたレイヤー を選びます。

商品写真の切り抜き加工

これで切り抜き作業は終了です!

3. 明るさ補正、そして色合い補正の順番で

トリミングや切り抜きを終えたら、色合いの補正を行います。

Adobeが推奨する補正順序は

1に明るさ
2に色調
そして最後にシャープネスです。

ここでは作業をわかりやすくするために、背景用に新規レイヤーを作成して白で塗りつぶしました。
この作業は省略しても大丈夫です。

商品写真の切り抜き

3.1. 明るさの調節

ヒストグラムで明るさの分布を確認すると、以下の様になっていました。
商品写真の明るさ調節

これはヒドイ・・・
ハイライト部がほとんど使われていません><

この様に極端に偏っている場合は、レベル補正をかけます。

メニュー – レイヤー – 新規調整レイヤー から「レベル補正」を選択します。

※色調補正は全て、やり直しができる「調整レイヤー」で行います。

商品写真の加工 レベル補正

図の様に、ヒストグラムの右端に合わせるようにツマミをスライドさせます。
同様にシャドウ部(左部分)も空白部分があるので、左端にツマミを合わせます。

レベル補正 商品写真加工

次にトーンカーブで明るさの調節を仕上げます。

通常はコントラストをつける為にS字カーブをつけるのがお決まりですが、今回は上のお皿の影になっている部分の暗さが気になるのでシャドウ部を持ち上げてみました。

商品写真加工 トーンカーブ

コントラストを失ってしまったのが気になりますが、このへんは好みで仕上げましょう。

3.2. 色合いの調節

カラーバランス・色相彩度 などの補正をする場合は、この段階で行います。

今回の写真では色合いの調節が必要無いため、次に進みましょう。

4. リサイズをして、書きだす直前にシャープネス

最終的に書き出すサイズに縮小します。

そして書きだす直前にシャープネスの補正をします。

4.1. レイヤーを統合してリサイズ

複数の調整レイヤーをひとつにまとめます。

メニュー – レイヤー – 表示レイヤーを統合

レイヤーを統合

レイヤーをまとめたら、リサイズをします。

・切り抜きツール を選択後、上部プロパティ欄でサイズを指定する
・メニュー – イメージ – 画像解像度

などの方法があります。

マニアックな話になりますが、僕は長い間「書き出しサイズの等倍(2倍・4倍など)にトリミングしてから50%縮小を数回」という方法でリサイズしていました。”切り抜きツール”や”画像解像度”などで1発で縮小してしまうと画質が損なわれるからです。

photoshopはCS2を長い間愛用していたのですが昨年CS5にバージョンアップしました。
切り抜きツールでサイズを指定できるように変更されていたので試しに一発縮小してみるとほとんど画質が変わりません!
以来、CS5では一発縮小を愛用しています 笑  どんどん便利になるなぁ・・

4.2. アンシャープマスクをかける

メニュー – フィルター – シャープ – アンシャープマスク を選択します。

いい具合にシャープネスをかけます。
僕がネットショップ製作の際に使う画像は、大体以下の強さでかけています。
商品写真のシャープネス

4.3. 書き出し

今回完成した画像はこちらです。
商品写真加工の完成

JPEGで書きだして終了でーす。
お疲れ様でした!!

5. おまけ。 影をつけてみる

切り抜き写真に影をつけてみましょう。

この作業はレイヤーを統合する前に行います。

レイヤーウィンドウで、切り抜き写真のレイヤーをダブルクリックするか、 

レイヤーを選択した状態で
メニュー – レイヤー – レイヤースタイル – ドロップシャドウ を選びます。

ドロップシャドウウィンドウでいい具合に設定をすると以下のようになります。
切り抜き写真に影をつける 

ちょっと不自然ですね。。
もうちょっと手間をかけたら自然な影を付けられますので、それは次回^^

追記:自然な影の付け方について書きました
【切り抜き写真に影をつける方法をいろいろ試す】

えー、、最後になりますが一言。

今回はやり過ぎなくらい素人写真を使いましたが、実際は「元画像がキレイ」に越したことはないです><

商品写真加工が90円から
当サイトでは商品写真加工サービスを行なっています。
Photoshopを持っていないショップ運営者の方、写真加工を外注したい方、是非ご連絡ください。

関連記事