[ネットショップの始め方] 出店形態/カートシステムの選び方
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ネットショップの心臓部「ショッピングカート」について書いていなかったので、遅ればせながら今回まとめてみました。
軽い気持ちで書き始めたのですが、1章を書き終えたあたりから「これは膨大な情報をお伝えしないといけないぞ」という事に気づき、長文になってしまいました。
ブックマークして、スキマ時間に読んで頂けたら幸いです^^;
もくじ
1. [出店形態] 独自サイト or モール出店
1.1. 独自サイトのメリット・デメリット
1.2. ショッピングモールのメリット・デメリット
1.3. 楽天出店の費用計算
1.4. 独自サイト?モール出店?
2. [サイト製作] 静的HTML or 構築システム
2.1. ECサイトの2大要素
2.2. ネットショップ製作の方法
2.3. ショッピングカートCMSとは?
3. [カートシステム] ショッピングカートの選び方
3.1. カートを選ぶ際の注意点
3.2. ショッピングカートの選び方
3.3. 無料で使えるオープンソースCMS
4. まとめ
ケース1、 実店舗を経営していて、販路を広げたい。サイト製作・運営に興味がない。
ケース2、 HTMLの知識がない。ネットショップをやる気がある。
ケース3、 WEB製作ができて、自サイトをすでに持っている。
ケース4、 とにかく安く。 コスト削減のためなら何でもやります。
1. 独自サイト or モール出店
僕はWEBサイトは生き物だと考えています。
サイトを作り(製作)、育てて(運営)、やがて親の手を離れて成長していきます(評価/リンクの拡散)。
「多くの人にリンクしてもらう」事で、アクセス数が増え、アクセス数に比例して売上がアップします。
自分でゼロから育てるのが「独自サイト」で、他人が育てたサイトに便乗するのが「モール出店」です。
ちなみにWEB製作を外注する場合のコストは、どちらも変わりません。
1.1. 独自サイトのメリット・デメリット
何といっても、自分で全て産み出し育てる面白さがあります。
その反面、WEB知識がない状態でオープンしても散々な目にあう危険があります。
「自分のサイトを持ちたい!今後ネット上でいろいろ活動したい」という方は、独自サイトにチャレンジしましょう。
・やりたい事はなんでも実現できる
・自サイト(ドメイン)に評価が蓄積するので、自分の財産になる
・低コスト
【デメリット】
・サイトを育ててアクセスを稼がなければいけない(オープンしただけでは誰も来ない)
1.2. ショッピングモールのメリット・デメリット
メリットはひとつだけ。 それは「集客力」です。
「売上を伸ばす為には集客力がすべて」と言えます。
「自分でサイトを持つ事に興味はない。物を売りたいんだ!」という方は、迷わずモール出店するのが最善です。
・集客力がある(オープン当日から人が来る)
【デメリット】
・初期費用がかかる (例:30万円前後)
・売上に応じて手数料がかかる (例:10%前後)
・ライバルがひしめく(弱肉強食)
・製作の自由度が低い
・頑張って自社ページを育てても、評価があがるのはモール(のドメイン)
・出店をやめたら何も残らない
1.3. 楽天出店の費用計算
参考にしたのはこちらの楽天公式ページです
初期費用の一番安い「頑張れ!プラン」で月商50万円と仮定して、楽天自身が提示しているコストは以下になります
【月毎コスト】 5万3498円(税込)
※初期コスト内訳:月額費20,475円×12ヶ月分一括前払い + 入門マニュアル33,600円
※月毎コストは決済方法や利用オプションにより上下します。
10.6%の販売手数料というのは、業種/商材によってはかなり利益を切迫する可能性がありますね。
PetitCottageが楽天に出店したら・・・無料のカレンダー壁紙なんて作ってる余裕がなくなりそうです 笑
冗談はさておき、商売に専念したい人以外はモール出店は費用に見合った効果を得られない可能性もあります。
年間の粗利180万円 - 販売コスト(楽天費用)92万以上
粗利の半分以上が販売コストに!!
ちなみに、独自サイトでネットショップを運営していると、各種ショッピングモールの担当者や代理店から出店依頼がかかることがよくあります。
うろ覚えで申し訳ないですが「出店料がお得に!」とか「固定費半年無料です!」とか言われた記憶があります。
またショッピングモールに特化した製作会社もあり、出店料込みの料金プランを設定している所もあります。
ですので、上記の例は最大値と考えた方がいいのではないでしょうか?(航空券の通常料金みたいに??)
1.4. 独自サイト?モール出店?
もし、あなたが
・元々商売をしていて、販路を広げたい (商売人)
・独自性のある物を作っている (生産者)
・長期的にネットで活動するつもりはない
という場合はショッピングモール出店が最適です。
では独自サイトに適しているケースは、というと
・インターネット、PCが好き
・自身/自社のブランドアップの為、ネットショップを持ちたい
・今後もずっとネットで情報発信したい
という場合です。
多くのネットショップは独自サイト+モール出店で売上を出していますので、近い将来2店舗経営をする可能性は少なくありません。
はじめの一歩は、モール出店のコストと相談して決めたらいいと思います。
ちなみに僕の場合、
・インターネットが好き
・ネット上に自分の基地を作りたい
・サイト運営のプロになるんだ!!
・商売人でも生産者でもない
という事で、留学から帰国後にPetitCottageというショップを作りましたので、完全なる独自サイト型です 笑
モール出店の場合はサイト製作にいろいろな制約がつきますので、次項からは独自サイト構築だと仮定してお読みください。
2. 静的HTMLで製作 or 構築システムで製作
2.1. ECサイトの2大要素
ネットショップは大きくわけて2つの要素から成り立っています。
1つは 販売サイト
2つは ショッピングカート
お客様がショッピングを楽しんでいるサイト全体の事です。システム的には一般的なWEBサイトとまったく同じです。HTMLの知識があれば自分で作成することができます。
ショッピングカートとは?
高度なプログラムによって作られたシステムです。専門家じゃない限り、自力では作れません。
店舗運営の心臓部で「商品管理」「受注メール送信」「送料/決済システムの管理」などを行います。
お客様に見えるWEBページでは「カートに入れる」ボタンや「注文フォーム」がカートシステムで作られています。
販売サイトはHTMLで製作できるが、注文ページはカートシステムで生成しないといけない。という事になります。
2.2. ネットショップ製作の方法
販売サイト=HTMLで製作
注文ページ=カートシステムで動的生成
ネットショップ製作では、この2大要素をどのように組み合わせるか、が重要になります。
一般的には以下の2つの方法が考えられます。
2. ショッピングカートCMSで、販売ページ+注文ページをまとめて製作
2.3. ショッピングカートCMSとは?
コンテンツマネジメントシステム(Content Management System)とは、WEBサイトを構成する要素を体系的に管理して、動的に生成表示するシステムの総称です。
↑書いている本人でも訳わからん。。。(って事はないけど^^;)
一番普及しているCMSは、なんといっても「ブログ」です。
ブログ(WEBサイト)を構成する要素
・ページデザイン
・記事
を別々に管理して、閲覧者が見る時に動的に生成して表示していますね。
ブログ型CMSと同様に、EC型CMSもブラウザから新着情報の投稿や商品ページの新規作成ができます。
ブログと同様にサイトデザインの変更も簡単にできますので、WEB製作素人にとって導入しやすいのはCMSです。
反面、完全オリジナルデザインで製作する際にはHTMLの他PHPなどの多少高度な知識が必要になります。
WEB製作初級者は、細かなデザイン変更の際でも製作業者に依頼する必要があるでしょう。
3. ショッピングカートの選び方
3.1. カートを選ぶ際の注意点
1. 静的なページを作り、注文フォームだけカートシステムにリンクする
2. サイト全体をEC型CMSで製作・管理する
この2つが、ショッピングカートを選ぶ時の分かれ道になります。
というのも、上記2つは相容れない物だからです。
静的なページに貼りつけて使える非CMS型(タグ埋め込み型)のカートシステムでは、ページの生成が出来ないためDreamWeaverなどを使用した旧来のWEB製作スキルが必要になります。
販売ページから注文ページ(カートシステム)への移動は通常のリンク<a>タグに商品名・個数などのパラメータを付けて行います。
対してCMS型ではWEB製作スキルの浅い人でもブラウザ上からページ生成ができますが、静的ページに組み込む事ができません。<a>タグにパラメータを指定してカートシステムに受け渡す、という事ができるCMSは、僕の知っている限りありません。
またすでにある静的ページと連携させる事が難しく(高度なスキルがあれば可能ですが)、サイトの隅から隅までCMSシステムで作成・管理する必要があります。
3.2. ショッピングカートの選び方
HTMLの知識が無くて今後新規にネットショップを作りたい、という場合、僕はCMSの導入をオススメしています。検索エンジンからのアクセス数を増やしたり、サイトの印象を良くする為には日々の細かな更新が必要です。
その点、CMSではブラウザから簡単に更新作業を行えます。
関連商品や、オススメ商品を、簡単に全ページに表示させる事ができます。
また、販売ページと注文フォームのデザインの一貫性を持たせる事ができるのも良いポイントです。
完全オリジナルデザインで理想のショップを製作する際の費用は、静的ページの製作よりも若干高めになると思います。
その代わり、HTML知識ゼロでも日々の更新を自分でできるのは大きなメリットです。
デメリットとして、CMSを利用する際は「使い続けなければいけない」という事があげられます。
何か不満点があり他のCMSに引越しする際、サイトのほとんどのページのURLが変更されてしまいます。
(特にレンタル型の)CMSは一度使い始めたら変更できない
と思って導入して下さい。
HTMLの知識があってDreamWeaverなどのツールを持っている方は、タグ埋め込み式のカートのほうが導入しやすいと思います。
今までのWEB製作と同じ作業でネットショップ製作ができるのが、タグ埋め込み式の大きなメリットです。
初期の製作に関しては、静的HTMLと違いCMSは大きな負担になります。
SEOに詳しい方の場合、使用するCMSによってはページ構造が複雑でイライラする事があるかもしれません。
ずいぶんとCMSを押していますので僕自身CMS派だと思われそうですが、
実はPetitCottageはタグ埋め込み式のカートで運営しています^^;
開業当時はCMSなんて言葉も無かった時代ですので。。。
3.3. 無料で使えるオープンソースCMS
ここからはWEB製作の初心者には難しいですが、知識だけ知っておくと後々役に立つかもしれません。
WordPressと同様に、オープンソースのEC型CMSが多くリリースされています。
メジャーな物を何個か触ってみたのでご紹介します。
zen cart海外産ですが、かなりメジャーなCMSでプラグインも多くリリースされています。
始めてインストールしたEC型CMSですが、デザインや操作系の海外臭が強くてほとんど触らずに終わってしまいました。
osCommercezen cartの元となったシステムですが、こちらも食わず嫌いな感じで本格的に触らずに終わってしまいました。
ここから「カートCMSは国産(完全日本語化対応)に限る!」という持論が出来上がりました 笑
純国産で一番メジャーなオープンソースEC型CMSです。
国産だけあって、国内の多くの決済サービスと連動しているのがポイントです。
EC CUBEに特化した製作会社も多い為、デザイン外注を検討している場合はオススメです。
SOY CMS / SOY SHOPこちらも純国産の汎用CMSとプラグイン型のショップ用CMSです。
実は一昨日インストールして触り始めたばかりですが、WordPressも含めて今まで触ったCMSの中で一番の使い勝手で衝撃を受けました!
PHPの知識がなくてもHTMLだけで作成できるように考えられて作られており、旧来の作業と同じようにDreamWeaverで製作する事ができます。
HTMLに独自のコメントタグを挿入してアップすることでPHPに変換される仕組みで、うまいことHTMLとPHPの橋渡し役をしてくれます。
(個人的に)今後CMSの製作はSOY CMS一本でいこうかと、真剣に検討中です。
追加プラグインSOY SHOPのほうもDreamWeaverと連携させて旧来のWEB製作方法で作成・管理できます。
(触り始めたばかりですが)肝心の管理機能もEC CUBEと同様、かなり高機能です
4. まとめ
ケース1、 実店舗を経営していて、販路を広げたい。サイト製作・運営に興味がない。
ショッピングモールへの出店をオススメします。
費用はかかりますが、製作から販売方法まで任せる事ができます。
ケース2、 HTMLの知識がない。ネットショップをやる気がある。
レンタルのCMS型ショッピングカートの導入をオススメします。
月額数千円で始められますので、いろいろ触ってみてイメージを膨らませてください。
ケース3、 WEB製作ができて、自サイトをすでに持っている。
タグ埋め込み式のショッピングカートをオススメします。
すでにあるサイトにリンクを設置するだけで、簡単にネットショップ化できます。
ケース4、 とにかく安く。 コスト削減のためなら何でもやります。
オープンソースのCMSを導入してください。
サーバー費用のみでネットショップが作成できるので、月々数百円から運用可能です。
ケース5、 製作外注は金かかるし、HTMLって何かわからないし。
ヤフオクっていうのがありましてですね・・・・
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Tags: CMS, DreamWeaver, ショッピングカート, 経営論, 開業






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